間違いやすいのが、神経科や精神科と名前が似ていますが、神経内科は診療内容が大きく異なります。
先の精神科などは、主に身体よりも心の病気を治療します。
しかし、神経内科は脳や脊髄、末梢神経、筋肉の病気を診断し、またそのための検査を行います。
症状としては、手足の痺れや筋肉に力が入らないなど身体的なものが多くなります。
診察としては、脳と神経に関連する全ての事をここでします。
検査としては、画像診断によるCT(コンピューター断層撮影)やレントゲン、エコーなどで行います。
また診察時には、ハンマーを使ったり、ルーレットで傷みを調べたりといった神経所見を採ることを重点的にします。
そして、問診表などで一番困る症状に対しての原因を探していきます。
神経内科は、脳血管内治療科、脳神経外科と協力し、脳血管障害の診療に積極的に取り組んで発症の予防もしてます。
そして、神経内科の病気として、最も多いものは脳血管障害(脳卒中)になります。
そのために、脳神経外科との連携は欠かすことができません。
これ以外にも、頭痛、めまい、物忘れ、ものがだぶる、ふらつく(歩行障害)などの診察と治療をしてます。
またその後の、再発を防ぐために神経系を守る働きもしてます。